
たいしょくん
「最近、ズル休みが増えてきててさ……
最初は月1だったのが、今は週1ペース。さすがにやばい気がしてるんだけど、でも朝になると動けなくて。」



つかれちゃん
「……たいしょくん、それ、もう心のエンジンが空回りしてるかもね。
“ズル休み”って言葉でごまかしてるけど、本当は“限界に近づいてる”だけじゃない?」



たいしょくん
「そうなのかな……自分でもわからなくなってきてる。
他の人ってどれくらい休んでるんだろ。俺だけ異常なのかな。」



ねぎらい先輩
「“ズル休みしすぎかも”と思ったときこそ、自分の状態を見つめ直すチャンスだ。
今日は、世間の“ズル休みの頻度”や、その背景にある気持ちを一緒に整理してみよう。
責めるんじゃなくて、立ち止まって考えるところから始めればいい。」
ズル休みの“普通”ってどれくらい?
みんな、実際どれくらい休んでる?



たいしょくん
「そもそも、ズル休みって月に何回までなら“普通”なんだろう。
俺、やりすぎてるのかな……」



つかれちゃん
「“みんな本音では1〜2回ズル休みしてる”って聞いたことあるけど、表には出ないよね。
ネットのアンケートでも、匿名だからこそ“月に1回以上してる”って答えてる人が意外と多いよ。」



ねぎらい先輩
「“出勤してる人=元気”に見えるけど、実はギリギリの状態で来てる人も少なくない。
“ズル休みの頻度”を比べて安心するより、
“なぜ休まなきゃいけなくなってるのか”に目を向ける方が本質的かもしれないね。」
「ズル休み」の定義があいまいな理由



たいしょくん
「でも、“ズル”って言葉の線引きもよくわかんなくて。
体が動かないけど熱はない、とか……これもズルってことになるの?」



つかれちゃん
「うーん、それって“ズル”じゃなくて“疲労が限界”ってやつじゃない?
“行けるかどうか”じゃなくて“行かせようとしてるかどうか”で判断してる人、多い気がする。」



ねぎらい先輩
「“サボるために嘘をついて休む”だけがズル休みとは限らない。
“正直に疲れたって言えない職場”での欠勤も、本人にとっては防衛反応だ。
一概に“何日までならセーフ”とは言えないんだよ。」
「休みすぎかも…」と不安になるとき
罪悪感を強く感じる人の傾向



たいしょくん
「ここ最近、“また休んじゃった……”って気持ちの方が強くなってきてさ。
ズル休みしてる間も、ぜんぜん気が休まらないんだよ。」



つかれちゃん
「うん……“ちゃんとしなきゃ”って気持ちが強い人ほど、
ほんとは誰にも責められてないのに、自分で自分を追い詰めちゃうんだよね。」



ねぎらい先輩
「まじめで責任感がある人ほど、“サボった自分”に厳しくなりやすい。
でも、その罪悪感があるということは、“怠けたいだけじゃない”証拠でもあるんだ。」
無理をして出社を続けるとどうなるか



たいしょくん
「じゃあさ、罪悪感を抱えるくらいなら、いっそ無理してでも出社し続けたほうがいいのかな……」



つかれちゃん
「……それ、前に私がやってたパターン。
“ちゃんと出社できてる自分”に安心したくて、気づいたら倒れかけてた。
正直、怖かったよ。“あ、このままじゃ本当に壊れる”って思った。」



ねぎらい先輩
「無理を重ねて“勤務日数”を増やしても、
心の負債が膨らんでいくばかりだよ。
“今日は行けなかった”という事実よりも、“どうしてそうなったのか”に目を向けることが回復への第一歩だ。」
ズル休みを繰り返してしまう本当の理由
「サボってる自分」が嫌になる背景



たいしょくん
「ズル休みって、一回やるとクセになるって言うけど……俺、まさにその状態かもしれない。
でも休んでる自分が、どんどん嫌になってきて……」



つかれちゃん
「わかる。“もう行きたくない”って思ったとき、最初は怖いけど、
一度休んじゃうと“また明日も無理かも”って考えるようになって、
気づいたら自分を“サボり魔”みたいに感じちゃうんだよね。」



ねぎらい先輩
「でも実は、“ズル休み”を繰り返す人ほど、
本当は“ちゃんとしたい”気持ちが強いことも多いんだ。
そういう自分に裏切られたような気がして、余計につらくなる。」
根本には“疲れ切っている自分”がいる



たいしょくん
「……本当はちゃんと働きたいって思ってるのに、
朝になると動けないんだよな。“なんで俺こんなになったんだろ”って……」



つかれちゃん
「たいしょくん、それね、もう心が“エネルギー切れ”になってるんだと思う。
私も前に、朝になると泣きそうで、体は元気なのに立ち上がれなかったことある。
あのときやっと、“ただの怠けじゃない”って気づけたんだ。」



ねぎらい先輩
「“疲れ”って、体だけじゃなく心にも蓄積されていくものなんだ。
見た目に出ないだけで、もう限界だった可能性もある。
責める前に、“自分の状態をちゃんと見てあげる”ことから始めよう。」
ズル休みの頻度より、休み方の質を見つめ直そう



たいしょくん
「なんか……ちょっとだけ気が楽になったかも。
“サボってる自分が悪い”って思い込んでたけど、そうじゃない可能性もあるってわかっただけで。」



つかれちゃん
「うん。回数とか日数より、“どうして休まなきゃと思ったのか”の方が、ずっと大事だと思うよ。
私もあのとき、自分の声をちゃんと聞いてたら、もっと楽になれてたかもしれない。」



ねぎらい先輩
「休むって、本来は自分を守るための行動なんだ。
“ズル”って言葉で自分を責めるのをやめて、
まずは“休み方そのもの”を整えていこう。
それが結果的に、仕事との関わり方も変えてくれるはずだから。」



たいしょくん
「……ありがとう。これから少しずつ、休み方も考えてみるよ。
ただ逃げるんじゃなくて、自分のために、って思えるようになれそう。」
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