
たいしょくん
「昨日、“親が倒れた”って言って休んじゃった……
本当はただもう行きたくなかっただけなんだけど、嘘ついた罪悪感がヤバい。バレたらどうしようって、今日も会社に行くの怖いんだ。」



つかれちゃん
「わかるよ。とっさに“言いやすい理由”って選んじゃうよね。
でも、それって結局、“自分を守るためにそうするしかなかった”って状況だったんだと思う。」



たいしょくん
「そうなんだけどさ……親のことを嘘に使ったってのが、なんか自分で引きずっちゃって。」



ねぎらい先輩
「たいしょくん、自分を責めすぎてはいけないよ。
“ズル休みした自分”に向き合うことは大切だけど、まずはその背景と、これからの対応を一緒に考えてみよう。
嘘に頼らなくても休めるようになるには、何が必要なのか。そこから始めればいい。」
なぜ「親が倒れた」と言ってしまったのか?



たいしょくん
「他に理由が思いつかなかったんだよ……“風邪ひいた”とかはよくあるし、
“体調不良”だと問い詰められそうでさ……それで、親が倒れたって……」



つかれちゃん
「“親が倒れた”って、すごく強い理由だから、みんな深く突っ込んでこないもんね。
“通りやすい口実”って、無意識に選んじゃうこともあると思う。」



たいしょくん
「うん、正直あのときは頭回ってなくて、とにかく今日だけ休みたかったんだ……」



ねぎらい先輩
「たいしょくん、それは“弱さ”じゃなくて、“限界だった”というサインかもしれない。
嘘をついたことよりも、“そこまで追い詰められてた自分”にまず気づいてあげよう。」



つかれちゃん
「休む理由が“納得してもらえそうかどうか”で選ばれる世の中って、やっぱりしんどいよね。
だからこそ、自分だけは“本当はどうしたかったか”をちゃんと理解しておくことが大事なんじゃないかな。」
「親が倒れた」は繰り返せない。“無理してでも出社”より大事な考え方



つかれちゃん
「正直に言うと、“親が倒れた”って何回も使える理由じゃないよね。
一度言っちゃったら、次はもう別の理由を考えなきゃって焦るし……」



たいしょくん
「ほんとそれ。昨日はとにかく限界だったから嘘でもなんでもいいから休みたかったけど、
もう次に休みたくても“どう言えばいいかわからない”って思ってる。」



ねぎらい先輩
「嘘に頼って休むのは、短期的には自分を守る手段になっても、
長期的には“次の嘘を考える苦しさ”に変わってしまうことが多い。
そもそも、“正直に無理って言える環境じゃない”ことが問題なんだよ。」



たいしょくん
「でも、“無理です”なんて言えないよ……“自己管理できてない”って思われそうで……」



つかれちゃん
「わかる。でもね、ずっと無理して出社してた私が言うけど、
“もう行きたくない”っていう心の声を無視し続けると、
そのうち“身体が動かない”とか、“会社の番号見るだけで吐きそうになる”とかになるよ……」



ねぎらい先輩
「“ズル休みしない自分”を守ることより、“これ以上無理をしない自分”を選ぶことのほうがずっと価値がある。
苦しいと思ったときに、正直になる勇気は、決して逃げじゃない。」
嘘をつかずに休める状態を目指そう



たいしょくん
「結局、“ズル休み”って言葉自体がプレッシャーなんだよな。
ちょっとでも正直に言えなかったら、全部嘘ついた自分が悪いって思ってしまう。」



つかれちゃん
「そうだよね。
でも、会社のために100%正直でいることと、自分を守ることって、
いつも両立できるわけじゃないと思う。」



ねぎらい先輩
「まずは、“本当はどう感じていたか”に気づけたことが第一歩だよ。
その気づきをもとに、“もう少しだけ素直に休める場所”や“誰かに相談できる環境”を探せばいい。」



たいしょくん
「“次はもう嘘をつきたくない”って思えてる時点で、前に進んでるのかもな……
ありがとう、少し肩の力が抜けた気がする。」



つかれちゃん
「きついときはきついって、誰かに言っていいんだよ。
少しずつ、自分のことも労わってあげようね。」
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